香川県内の陸水域および汽水からは、現在までに168種が記録されている。その内、純淡水魚は54種であり、そのうち在来種は26種で、移入種が過半数を占めている。それらは、鮎の放流やフナ類の養殖、香川用水の導水（1974年）に伴い吉野川（徳島県）由来の種類が大幅に増加（15種）したためである。しかも近年ではペットの放飼などによる種（13種）が起因している。
香川県では、2021年にＲＤＢの改定に伴う出版物が公表されたが、これに併せて数年前から調査が実施されていた結果である。これまでの淡水魚だけでなく、汽水性の種類も採用するため生息調査が多くの河口で実施され、全国的な絶滅危惧種も確認されている今回、撮影できた魚を逐次紹介したいと思う。（RDB_2021
香川県より引用） |
